天同巨門が丑未に入命|隠痛格
紫微斗数の「天同巨門が丑未に入命|隠痛格」を解説。命宮と対宮、財帛宮、官禄宮の星曜をたどり、性格・仕事・財運と格局成立の条件を確認できます。

このページの目次
心が旧傷に留まり、丑宮は未宮より明るい
天同巨門が丑未に入命すると、対宮に主星がなく、財帛宮の卯酉も空、官禄宮は天機で巳亥に落ちます。天同は感情を司り、子供っぽさが強く、気分は隣の星に流れやすい。巨門は暗星で、口舌是非を司ります。二星が同宮すると情緒の起伏が最大になり、言葉を抑えられなければ禍は口から出、心が旧傷に留まると、言い出せない隠痛になります。二星とも丑未では暗く坐り、弱陥と呼ばれ、長所が開かず、暗と感情がいっそう重くなります。表面は穏やかでも、芯は頑固で疑い深く、悪い方へ考えがちです。夫妻宮は太陰で、本人は情が深く空想しやすい一方、相手は静かで内向的で、安全感が足りず、女命はこの線がいっそう疲れます。金は守りにくく、仕事は変わりやすく、公職や大組織で固定給を取るのに向きます。吉凶はまず福徳宮の太陽を見ます。丑宮では太陽が卯に坐って比較的明るく、人は明朗になりやすい。未宮では太陽が酉にあり日没のようで、陰暗が化けにくいです。
天同巨門が丑未に入命する生年の違い
丙年生まれの人、天同巨門が丑未に入命
命宮の天同化禄。禄は福気で、人は比較的楽観的で、享受にも前向きです。官禄宮の天機化権。権は決断で、仕事は掴みやすくなります。禄存は巳、天魁は亥にあり、夫妻と官禄の線を守ります。天鉞は酉にあり、財と福を守ります。事業は立ち上がりやすく、金も入りやすくなります。
辛年生まれの人、天同巨門が丑未に入命
命宮の巨門化禄。口才が道を開き、暗の面は薄まります。福徳宮の太陽化権で、性格は比較的明朗、局面も開きやすい。禄存は酉にあり、財と福の線を守ります。命に化禄があり、酉宮にも禄存があるため、二箇所に禄があり、金は厚く入りやすく、大富になり得ます。
癸年生まれの人、天同巨門が丑未に入命
命宮の巨門化権。権は決断と説得力で、暗の面は減ります。言葉に重みがあり、外交・教育・メディアなど口才に頼る仕事に向きます。表現に権威が乗り、独力で一方を担いやすくなります。
丁年生まれの人、天同巨門が丑未に入命
命宮は天同化権、巨門化忌。権は推進力、忌は滞りです。擎羊は未にあり、命宮と遷移を守ります。古書には「巨破擎羊、性必ず剛」とあります。権と忌が同時に入ると、自らを高く見て論争を好み、口舌が増えます。
官禄宮の天機化科。科は名声です。夫妻宮の太陰化禄が照らすのを暗禄生財と呼びます。構造が良く、さらに左輔右弼・文昌文曲があれば、企業・教育・メディアで独力で一方を担えます。天同巨門にはもともと二面性があり、丁年ではそれがいっそうはっきりします。
明老師の解説:天同巨門が丑未に入命
みなさんは、天同巨門を「話好き」とだけ捉えないでください。私は、二星同宮では気持ちがいちばん安定しにくく、言葉が制御を失えば禍を招き、心が旧傷に留まると言い出せない隠痛になると見ます。表面は穏やかでも、芯は頑固で疑い深く、悪い方へ考えがちです。金は守りにくく、仕事は変わりやすく、公職で固定給を取るのに向きます。
丙・辛・癸・丁の各年は、要点がほぼ同じです。禄があれば暗を減らし、決断を足せます。触れていない年も慌てなくて大丈夫です。まずはこの組の星の気質を理解しておけば十分です。
天同巨門の丑と未の違い
丑宮の太陽は比較的明るく、未宮は日没のよう
福徳宮は心が動く場所で、太陽天梁がここに坐ります。福徳が悪いと判断は灰色へ流れ、金・婚姻・人縁が引きずられます。丑宮では太陽が卯に明るく坐り、巨門の暗を化け、人は明朗になり、煞星も恐れにくくなります。未宮では太陽が酉にあり日没のようで、暗を化けません。その次に四化を見ます。
表面は穏やかでも、感情と金に隠れた心配がある
二星が暗く坐り、長所が開きません。表面は穏やかでも、内心は頑固で疑い深く、悪い方へ考え、虚栄心や反抗があり、言葉が実を伴わないこともあります。相手の太陰は内向的で、本人は情が深く空想しやすく、安心感が足りず、女命はこの線がいっそう疲れます。
二星同宮では、気持ちがいちばん安定しにくい
天同は感情を司り、巨門は暗と口舌を司ります。二星が同宮すると、気分の起伏が最大になります。言葉が制御を失えば禍を招き、旧傷が繰り返し噛みつき、心の痛みは癒えにくい。胸を意図的に開いてこそ、負の循環から抜け出せます。
仕事は変わりやすく、金も守りにくい
遷移宮と財帛宮に主星がなく、官禄宮の天機も巳亥では暗く坐り、活路は順ではありません。三方に禄存が見えず、才能がありながら遇されにくい。対宮の太陽天梁は清貴の星で、金を淡く見、懐はしばしば窮屈です。さらに火星・鈴星・地空地劫が加わると、転職がいっそう増えます。公職で固定給を取るのに向き、商売なら一芸の長で進むのがよいです。
天同巨門が丑未に入命する学習の要点
- 三方が弱陥で、いちばん禄存の照が必要:二星はすでに暗く坐り、三方でも暗く坐る天機にしか当たらず、一生は比較的辛苦です。三方に禄存があってこそ安定し、なければ才能がありながら遇されやすくなります。
- 桃花に昌曲が加われば、演芸・文化へ:命宮に桃花星があり、さらに文昌・文曲が会すれば、演芸や文化界で頭角を現しやすく、感情と口才を専門に変える方が、感情を無理に支えるより楽です。
- 夫妻は太陰、男命の方が女命より楽:男命の妻宮太陰が文曲と同宮なら、婚姻で力を得られます。女命で太陰が夫妻に入ると、相手は柔に偏り、感情の悩みが多くなりやすく、整盤を見てから論じます。
- 巨門の化吉は、天同の化吉より直接的:巨門化禄または化権なら、暗は薄まりやすい。天同の化吉は多く波折を経てから無一文から家を興すことになります。どちらも暗を減らせますが、巨門の方が速いです。
- 羊陀火鈴が揃うと巨火羊:二星はすでに陥で、さらに擎羊・陀羅・火星・鈴星が重なると、口舌と意外の傷が高くなります。天刑が加わると訴訟にも巻き込まれやすく、一生労碌辛苦です。
- 父母・福徳に吉があってこそ、祖上の余蔭:この組の人は出自が悪くないことが多い。父母宮・福徳宮に煞星がなく吉星があれば、先人の福を継げます。吉星がなければ、少年期は華やかでも、その後は自分で切り開く必要があります。
明老師の解説:天同巨門が丑未に入命する盤の見方
ここまでをまとめます。天同巨門は隠痛格で、表面は穏やか、芯は疑い深い。仕事は変わりやすく、金は守りにくく、公職に向きます。三方が弱陥ならいちばん禄が必要で、巨門が化吉すれば暗は比較的早く薄まります。
みなさんは三つのポイントを覚えておけば十分です。第一に、禄があってこそ暗が薄まります。第二に、言葉を抑えること。第三に、胸を開いてこそ負の循環から抜け出せます。
命盤が「天同巨門が丑未に入命」かどうかを確認するには、まず無料紫微斗数の排盤で本篇と照合し、十四主星タイプと基本的な意味で天同・巨門の基本気質を押さえ、紫微斗数の四化を完全解説で各生年の四化が星力をどう加減するかを見てください。
