天相が卯酉に入命

紫微斗数で天相が卯酉に入命の命盤を解説。対宮と財帛・官禄の組み合わせから、性格、行動、仕事運と吉凶を分ける要点が分かります。

紫微斗数
紫微斗数の命盤イメージ:天相が卯酉に入命
紫微斗数の命盤イメージ:天相が卯酉に入命
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落陥では私情に引きずられやすい

天相が卯酉に入命すると、印星が弱く坐り、落陥と呼ばれます。対宮は廉貞破軍で、この二星も落陥、照らす天府は得位にとどまり力が足りません。天相は掌印官のように権力に近い一方、自分の主張は少なく、主人が善なら善を助け、悪なら悪を助け、流れに随いやすい。対宮の廉貞は感情を帯び正邪が交じり、天相によく似て、吉なら善、凶なら悪で、流れに随う性格はいっそう明らかです。吉のときは天相が廉貞の悪を化け、才芸を事業の底にできます。凶のときは印星が感情の付属になり、私情に引きずられ、義気を重んじて原則がなくなりやすい。人は優柔・多慮で独力で局面を担いにくく、輔佐にのみ向きます。しかし福徳宮は紫微七殺で、自尊心と権力欲はともに強く、副手に甘んじず無理に頭を出し、他人から見ると落差が大きい。乙年・辛年は財蔭夾印・権蔭夾印があり、原則は比較的守れます。

天相が卯酉に入命する生年の違い

乙年生まれの人、天相が卯酉に入命

天機化禄・天梁化権が父母宮の両側から命を挟み、「財蔭夾印」と「権蔭夾印」と呼ばれます。禄存は卯にあり、命と遷移を守ります。友人を世話するとき比較的節度があり、才芸で独力で局面を担えます。

辛年生まれの人、天相が卯酉に入命

巨門化禄・太陽化権が兄弟宮の両側から命を挟み、同じく財蔭夾印・権蔭夾印です。禄存は酉にあり、命と遷移を守ります。友人を世話するとき比較的原則があり、才芸でも独力で局面を担えます。

明老師の解説:天相が卯酉に入命

みなさんは落陥と聞くと、路がないと感じやすい。私は、天相が卯酉では星が弱く坐り、人は優柔・多慮で、本職はなお輔佐だと見ます。恐ろしいのは弱さではなく、私情に引きずられ、義気が原則のなさになることです。主人が善なら善を助け、悪なら悪を助けます。福徳の志気は高く、副手に甘んじず、落差は大きいです。

乙・辛の二年は、財蔭夾印・権蔭夾印で、原則は比較的守れます。触れていない年も慌てなくて大丈夫です。まずはこの組の星の気質を理解しておけば十分です。

天相の卯と酉の違い

義気を重んじ、原則がなくなりやすい

吉のときは二星とも官禄の主で、才芸を事業の底にでき、古書は「天相は廉貞の悪を化す」と言います。凶のときは理智と感情が分かれず、友人のために私情で便宜を図り、原則のない好い人になります。

人は優柔だが、副手に甘んじない

三星とも落陥で、自信は足りず優柔多慮で、輔佐にのみ向きます。福徳宮の紫微七殺は自尊心と権力欲を引き上げ、次に甘んじず無理に頭を出し、表現の落差は大きいです。

対宮は廉貞、流れに身を任せる性質がいっそう明らか

天相は芯を欠け、正に遇えば正を助け、邪に遇えば邪を助けます。対宮の廉貞は正邪が交じり、性情は天相によく似て、卯酉の天相は環境に引きずられやすい。吉なら善、凶なら悪で、自分の原則は少ないです。

天相が卯酉に入命する学習の要点

  1. 空劫も桃花も防ぐ:地空・地劫が命を守ると私情での便宜も主り、人はいっそう私情に引きずられます。卯酉はもともと桃花地で、星も落陥し、感情で禍を招き名誉も傷つきやすいので、早めに境界を設けるのが宜しい。
  2. 助夫運は夫妻宮に禄があるかを見る:落陥の人は理財でき、助夫運は悪くありません。夫妻宮の武曲貪狼が禄を見ると、女命の相手は比較的余裕があり、輔佐に向きます。福徳は紫微七殺で志気は高く、相手と権を争いやすい。
  3. 刑忌夾印を最も恐れ、原則はいっそう薄い:廉貞は流れに随う性質を加重します。命宮が刑・忌に挟まれる、または煞星が衝ると、原則はいっそう薄く、私情で便宜を図り、義気をすべてにして偏り、自分まで巻き込まれます。
  4. 落陥では自分で起業するのは不宜:三星とも弱く、天府も得位にとどまり、人は優柔で推進力が少なく、独力で局面を担いにくい。大会社や公職に向き、才芸を活かせます。文昌文曲・龍池鳳閣を好み、左輔右弼・天魁天鉞も好みます。
  5. 火鈴が衝ると、疾病を防ぐ:火星・鈴星が同宮または照らすと、対宮廉貞の浮つきを動かします。古書は「天相が命を守り、火鈴が衝破すれば、疾を帯びやすい」と言います。火貪になっても、来るのは速く去るのも速く、守れません。

明老師の解説:天相が卯酉に入命する盤の見方

ここまでをまとめます。天相が卯酉では三星とも弱く、自分で起業するのは不宜で、大会社や公職に向きます。福徳は紫微七殺で、副手に甘んじず、他人から見ると落差が大きい。空劫も桃花も防ぎ、刑忌夾印を最も恐れます。原則を守ってこそ、この印は人を助けられます。

みなさんは三つのポイントを覚えておけば十分です。第一に、義気は正路に用い、境界をはっきり描くこと。第二に、落陥は輔佐を歩き、無理に頭を出すより安定すること。第三に、夾印があってこそ原則は守れること。

命盤が「天相が卯酉に入命」かどうかを確認するには、まず無料紫微斗数の排盤で本篇と照合し、十四主星タイプと基本的な意味で天相の基本気質を押さえ、紫微斗数の四化を完全解説で各生年の四化が星力をどう加減するかを見てください。

著者

明老師

紫微斗数・八字の命理師

明老師は20年以上術数を研鑽し、象数心学の紫微斗数、八字、七政四余を主に扱います。台湾の劉金府老師、黄仁龍老師、香港の梁剣豪老師など、中台の十数名師に師事しています。

伝統的な命盤推算に加え、サイト専用のAIエンジンを開発・微調整し、運勢解読の整理にも用いています。

明老師について

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