紫微斗数の宮位を完全解説:インド占星術と七政四余との比較
十二宮(命・兄弟・夫妻・子女・財帛・疾厄・遷移・交友・官禄・田宅・福徳・父母)の意味、身宮と命宮の違い、インド占星術(Jyotish)や七政四余との比較、そして紫微斗数ならではの三方四正・飛星・空宮の読み方までを一通り整理します。
このページの目次
排盤の次のステップは、十二宮がそれぞれどの人生領域を管轄するかを理解することです。排盤総覧、十四主星、四化 を読んだ方は、本文で宮位の枠組み・身宮・他体系との差異、紫微実務の合看方法を補足します。
十二宮の意味
十二宮は出生データで定位され、各宮は一つの生活面向を表します。星曜の落宮がその領域の順逆と特質を示します。
命宮:性格、外見、天賦、人生の大方向。解盤は多くの場合命宮を基準とします。
兄弟宮:兄弟姉妹、同輩、事業パートナーとの縁と付き合い方。
夫妻宮:配偶者の特質、結婚時期、感情の安定度。
子女宮:子女縁、後輩、趣味。一部の桃花論題にも関わります。
財帛宮:正財、理財観、収入の方式。「富があるか」だけでなく、どう得て扱うかを見ます。
疾厄宮:健康、意外、精神圧力。注意すべき体質や時期のヒントになります。
遷移宮:外出、転居、環境変化、離郷発展の機会。
交友宮(奴僕宮):友人、部下、同僚、人間関係の輪。
官禄宮:事業、職位、適した業種。
田宅宮:不動産、家庭環境、祖業、貯蓄。
福徳宮:精神的満足、福分、晩年の心の持ち方。
父母宮:父母、目上、上司との縁、幼少期の教育。
身宮
身宮は第十三宮として独立せず、命・夫妻・財帛・遷移・官禄・福徳の六宮のいずれかに重なります(時辰により決定)。
命宮は先天、身宮は後天の行動と投入の重心です。約30歳以降、身宮の影響が強まると見られます。
- 身命同宮:先天と後天の表れが一致しやすい。
- 身在財帛:中年以降、理財と資源への比重が増しやすい。
- 身在官禄:事業への責任が年齢とともに上がりやすい。
インド占星術(Jyotish)との比較
両者とも十二宮があり、領域はおおむね対応します(第7宮と夫妻宮、第10宮と官禄宮など)。違いは、インド占星術が実星と上昇点を中心とし、カルマと霊性課題を重視するのに対し、紫微は虚星・四化・宮干飛化を中心に生活面向を構造化して記述する点です。
七政四余との差異
七政四余は斗数の前身でもあり十二宮を持ちますが、西洋占星に近い宮主星の用法が目立ちます。紫微は固定宮主星を置かず、十四主星・六吉六煞・四化の相互作用で宮位を読みます。空宮でも対宮・三方四正で論じられ、柔軟性が高いです。
実務判断の要点
紫微で宮位を読む際、単宮だけで論じないでください。
- 三方四正:命・財・官・遷の四宮を合看する。
- 四化飛星:宮位間のエネルギー連動を観察する。
- 空宮:対宮と三合の星曜で補う。
宮位を押さえたら、運勢解読:本命・大限・流年 に進めます。排盤入口は 明明観止の紫微斗数テーマページ です。
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