四柱推命の十神関係とは|相生・相剋・合を一度に理解

四柱推命の十神関係は生・剋・合の三つです。印・比劫・食傷・財・官殺がどう養い、打ち、引き合うかを整理し、各専文へつなぎ命盤と無料排盤で照合します。

四柱推命
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十神と聞くと、比肩、劫財、食神、傷官、偏財、正財、七殺、正官、偏印、正印の十語を暗記したくなります。覚えられても、命盤はまだ読めません。

詰まる原因は名前ではなく、関係です。十神は十個の並んだラベルではなく、五つの力が互いに養い、打ち、引き合うものです。養うのを生、打つのを剋、引くのを合といいます。教室でこの三字が分かると、十神は試験問題ではなく生活に見えてきます。

十神は日主から見ます。日主は「私」です。私を生じるのが印、私と同じのが比劫、私が生じるのが食傷、私が剋するのが財、私を剋するのが官殺。五組が一周すると、人生の資源地図になります。

四柱推命の十神はまず五組にまとめる:印・比劫・食傷・財・官殺

十神は対で現れます。意味は近く、匂いが違います。初学はまず五組として見、正偏の細部は後で分けます。

印:正印、偏印(梟神)。 目上、学習、学歴、後ろ盾、信仰、身体の滋養。正印は正しく安定、偏印は偏り、雑で考えが多く、表現を吞みやすいです。

比劫:比肩、劫財。 自分、兄弟、友人、同僚、競争、負けず嫌い。比肩は比較的平、劫財は奪いやすいです。

食傷:食神、傷官。 話術、才芸、表現、子女、食欲、不服。食神は平で養え、傷官は鋭く批評を好みます。

財:正財、偏財。 金、資源、妻(男命)、実際の利益。正財は安定、偏財は流動的で、外に使いやすいです。

官殺:正官、七殺。 職位、制度、圧力、是非。女命では夫や安定した相手になりやすいです。正官には規矩があり、七殺は勢いが強いです。

五組を覚えてから正偏を覚えます。正偏が曖昧だと断語が歪み、五組が曖昧だと方向すらありません。

四柱推命の十神の相生:誰が誰を養い、誰が洩らされるか

生は養であり、洩でもあります。印生身では身が養われ、身が食傷を生じると身は洩らされます。同じ矢でも、両端の感じは違います。

よく見る四つの生は次のとおりです。

  1. 印生身。 教えてくれる人、守ってくれる人、方法がある。身弱が最も必要とします。印が多すぎると、道理の中に止まって現場に降りません。専文は 四柱推命の印生身とは|学業・貴人と後ろ盾の見方 です。
  2. 食傷生財。 才覚が金になる。手技、提案、話が換金できる。身強が最も喜びます。身弱でさらに洩らすと疲れます。四柱推命の食傷生財とは|才覚はどうお金になるか をご覧ください。
  3. 財生官。 金が名分、職位、責任を生じる。男命では妻が事業を助けることが多く、女命では自分が消耗して相手を成全していないかを見ます。四柱推命の財生官とは|金で名分を買うのか事業が安定するか をご覧ください。
  4. 官殺生印。 圧力が後ろ盾を生じる。殺が印を生じ、印が身を養うのを殺印相生といいます。身弱で殺に遇い、印があれば生きやすいです。四柱推命の殺印相生とは|圧力はどう貴人に変わるか をご覧ください。

忘れられやすいもう一条は 比劫生食傷 です。身内が表現を後押しし、一緒に製品をつくります。独立した一篇にはしませんが、命盤では覚えておいてください。比劫が旺な人は、食傷の出口がうるさくなり、仲間と一緒に遊ぶ力も増えます。

四柱推命の十神の相剋:誰が誰を打ち、痛みはどの層か

剋は合より直接です。教室では今も、命盤はまず剋を探し、それから合を見返す、と教えています。

五つの剋は五組に対応します。

  1. 官殺剋身。 圧力が私に打つ。身弱で救いがなければ官殺攻身、身強で担えれば職位と責任です。四柱推命の官殺攻身とは|圧力・是非と身弱の見方 をご覧ください。
  2. 比劫剋財。 身内が金を分け、使い、奪う。合財は粘り、剋財は破です。四柱推命の比劫合財と剋財|破財と借金の見分け をご覧ください。
  3. 食傷剋官殺。 才覚が名分にぶつかる。食神制殺は、本事で圧力を抑えられることが多く、傷官見官は口が速く基準が高く、婚姻も職場も衝突しやすいです。四柱推命の食神制殺とは|圧力を抑えられるか四柱推命の傷官見官と婚姻|女命・男命の見方 をご覧ください。
  4. 財星破印。 稼ぐ力が学習、原則、後ろ盾を圧します。四柱推命の財星破印とは|稼ぐ力と学業・事業の衝突 をご覧ください。
  5. 印剋食傷。 後ろ盾、学業、母親、信念が表現を押さえます。偏印が食神を剋するのを梟神奪食といいます。四柱推命の梟神奪食とは|印が食傷を押さえ想法が出ない時 をご覧ください。

剋の吉凶は、打たれる側が喜用か忌神かだけを問います。忌神を打てば救い、用神を打てば足を引っ張ります。剋を見ただけで凶と言ってはいけません。

四柱推命の十神の合:誰が誰を引き取るか

合は拉力です。天干五合はほぼ「もともと相剋する」二組の間で起きます。木土、木金、火金、火水、土水です。ですから十神上の天干合は、よく次のような組み合わせになります。

地支六合には別の一種があります。相生する二支も合できます。例えば木の寅亥合は、禄と印が粘ることが多いです。印合比劫の一篇は、こうした「身内と後ろ盾が引き合う」生活の匂いを扱います。四柱推命の印合比劫とは|宗教・家庭と転職の見方 をご覧ください。

合の総原則は、やはり「合で持ち去られるものを、あなたは必要としているか」です。詳しくは 四柱推命の合の見方|天干五合と地支六合 をご覧ください。

四柱推命の十神関係の見方:教室の順番

あちこちの一句を拾ってはいけません。次の五歩で固定できます。

  1. 日主を定め、五組の十神が天干地支のどこにあるかを標します。
  2. まず生剋を見、とくに剋されている組を見ます。
  3. それから合を見ます。誰が誰を引くか、引かれるのは喜用か忌神か、本命か大運流年か。
  4. 正偏を分けます。正官と七殺、食神と傷官、正印と偏印は、出事の様子が大きく違います。
  5. 生活に当てます。金、名分、後ろ盾、身内、口の五事が対応して、はじめて断語が立ちます。

本命は構造、大運は十年の主題、流年は当年の人事です。同じ十神関係でも、三層に置くと軽重はまったく違います。流年を一生と見ると、自分を嚇してしまいます。

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関係生活で最もよく見る様子先に読む篇
印生身教える人、資格、後ろ盾がある印生身
食傷生財本事、手技、提案で稼ぐ食傷生財
財生官金を使って道を開き、妻が事業を助ける財生官
殺印相生圧力が貴人と方法を迫り出す殺印相生
官殺攻身押し潰され、是非、考課が過重官殺攻身
比劫剋財/合財破財、または身内への貸付比劫合財と剋財
傷官見官基準が名分にぶつかり、婚姻も職場も衝突傷官見官
食神制殺技術で圧力を抑えられる食神制殺
財星破印稼ぐ力が学業と原則を圧する財星破印
梟神奪食表現が圧され、生計の想法が吞まれる梟神奪食
比劫合官殺功績、職位が身内に截られる比劫合官殺
食傷合官殺才覚が名分を粘り取る食傷合官殺
食傷合印才能と教条が互いに引く食傷合印
財合官金と権、金と婚が固く結びつく財合官
財合印利益と後ろ盾が引っ張り合い、まだ切断していない財合印
印合比劫目上、信仰、身内が一塊に粘る印合比劫

表はテーマだけです。吉凶はなお喜忌を見ます。用神が生されれば助け、用神が剋され合で持ち去られれば失、忌神が剋され合で持ち去られれば解です。

四柱推命の十神関係でよくある質問

十神関係は格局そのものですか?

関係は部品の動き方です。格局は命盤全体が組んだ構造で、例えば殺印相生格、食神制殺格です。まず部品を見てから格局を語ります。部品が分からなければ、格局は空名にすぎません。

正偏は必ず分けますか?

分けます。比肩合財と劫財合財では、一方は自分が粘り、一方は友人が奪い合って粘ります。食神制殺と傷官見官では、一方は事を成しやすく、一方は衝突しやすいです。正偏を分けないと、助言が逆になります。

十神と宮位は関係しますか?四柱推命に十二宮はないのですか?

四柱推命は十神で「どんな力か」を見、年柱の父母、月柱の兄弟、日支の配偶者、時柱の子女という層で「誰に落ちるか」を見ます。十神関係はまず力を見て、それから人に当てます。紫微斗数の十二宮をそのまま当てはめないでください。

一篇ずつ読むべきか、まずこの篇を暗記すべきか?

まず五組と生剋合の三字を熟し、自分の命盤で最も目立つ組の専文を読んでください。命盤で財印が交戦していれば破印と財合印へ、官殺が重ければ攻身、殺印相生、食神制殺へ。対症で読む方が、目次を暗記するより役立ちます。

自分の四柱十神を照合するには、まず明明観止の無料排盤で命盤を出し、十神の意味と実務をお読みください。

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