易経 天水訟 意味|争訟と口舌の収め方
易経の天水訟(訟卦)は上乾下坎、争訟と口舌、有孚窒惕です。訴訟、職場紛争、契約の争いを、中吉・終凶の爻でオンライン占いと照合します。
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訟を占うと、興奮する人がいます。ついに公を討てる。恐れる人もいます。裁判所へ行くのか。どちらも感情が満杯です。
訟は争い、口舌、二筋の気がぶつかったことです。訴訟でも、会議の対立、家の旧帳、ネットの応酬でもあり得ます。卦が教えるのは最後まで勝つ方法ではなく、途中で収め、訟を終局まで打たないことです。
需は飲食です。飲食が足りず、分配が不公なら、次卦は訟です。『序卦』の一句は耳障りで、鋭いです。人は食べるもの、占めるもの、誰が多いか少ないかに触れると、争いやすい。
訟卦の卦象:上乾下坎、天水訟
訟は上乾下坎。上は天、下は水、全称は天水訟です。乾は上へ、坎は下へ陷り、二力が背を向けて走ります。一方は進み剛、一方は険と計算の裡にあり、ぶつかれば訟です。
需と最も書き誤りやすいです。需は水天需、水が上。訟は天水訟、天が上。需は険が前でまず待ち、訟は険が下で上はなお健、よって争います。卦象を誤れば、和解すべきときに大川を渉り、待つべきときに先に訴えます。
『序卦』は「飲食必有訟。」と言います。食べる、使う、名分のものは、増えれば争います。訟を得たら、まず「争う飲食はどの一塊か」を探します。金、職位、面子、子ども、家屋、誰が正しいかの気。見つかって初めて、譲れるかが分かります。
『彖』は「訟,上剛下険。険而健,訟。」と言います。上は剛、下は険、険なのに健、これが訟の性格です。不安の裡でなお強がり、口才、理由、証拠が武器になります。武器が出れば、関係は談から打へ変わります。
卦辞が操作手引です。「有孚,窒。惕中吉,終凶。利見大人,不利渉大川。」有孚、理と誠はあるかもしれない。窒、この息は塞がれた。惕、恐れ、慎重であれ。中吉、中間に止まり、中道を守って初めて吉。終凶、訟を終わりまで打てばたいてい凶。利見大人、裁ける人、調停できる人、本当の権威に会え。不利渉大川、このとき遠行、戦場の拡大、収拾不能の水面へ事を引きずることには向きません。
卦辞を一句に縮めると、理はあってよいが、理は収めるために使い、戦い尽くすために使わない、です。
訟卦を得たとき、仕事と財運の見方
仕事で訟が出れば、職場にすでに摩擦があることが多いです。功の奪い合い、責任転嫁、契約条文、知財、労働条件、共同事業の精算。全体の戦略は訴えを止め、まず和解し、証拠を残すことです。止めは腰抜けではなく、卦辞がすでに終凶と書いたからです。「すべて取り返す」を目標にすれば、訟は時間、名声、現金を一緒に焼き切ります。最後に鞶帯を賜っても、終朝三褫之、午前の栄誉を午後に三度剥がされることがあります。
財運では、訟は財を耗る卦の一つです。弁護士費用、時間コスト、協力の中断、顧客の様子見が来ます。「この場を打って一筆取れるか」と問うて訟なら、有孚があっても窒として見ます。金は入るとは限らず、入っても塞がれます。和解金がまとまり、有毒条項を直せれば、すでに中吉です。相手を壁際まで追い詰めれば、自分の市場も一緒に葬られやすいです。
利見大人。仕事では第三者です。上司、調停者、弁護士、会計士、業界団体、口を利ける年長者。相手と日夜罵り合うだけでは、大人が中にいなければ、惕は不眠の惕になり、なお中がありません。
不利渉大川。このとき新戦場を開かないことです。旧いものがまだ収まっていないのに、さらに訴え、さらに別製品、さらに公開宣戦すれば、川は両岸を淹れます。文書、メール、会話記録は残します。証拠を残すのは惕であり、生涯戦う準備ではありません。証拠は大人に見え、和解のとき帳合わせに使い、グループで逐条辱めるためではありません。
面接、転職で訟が出れば、前職に紛争があるか、新環境に口舌が多いかもしれません。旧い法律関係を清めてから動きます。訟を帯びて大川を渉れば、新しい場も火薬の匂いを先に嗅ぎます。
訟卦を得たとき、感情と対人の見方
感情で訟が出れば、関係は理を争っています。誰がより愛したか、誰がより損したか、誰が先に冷めたか、誰が謝るべきか。一句ごとに有孚があり、一句ごとに窒があります。理があるほど相手は険、相手が健なほど勝ちたくなります。
いちばん悪いのは枕上の戦いを終局まで打つことです。別れの声明、公開暴露、子どもを隊列に引き、双方の親を弁護士団にする。終凶は裁判所の敗訴とは限らず、文を勝ち、人を負けることでもあります。
卦気に合うやり方。小有言で止めます。初六「不永所事,小有言,終吉」。口角は触れたら十分で、十年の旧帳を一度に清算しないことです。見大人は相談でも、双方が信じる年長者でもよく、必ず味方して相手を罵る友人ではありません。その友人は訟を太らせます。
独身で訟が出れば、知り合う過程から弁じ、審き、誰が正しいかを比べます。火花があっても険の中で健を鍛えるようなもので、長期の対簿になりやすいです。まず止め、争いを離れたあとに温が残るか見ます。正誤だけ残れば、伴侶ではなく原告と被告です。
職場の対人、家族グループで訟が出れば、長文の返信を控えます。惕中吉の中は、しばしばその一句を言わないことです。有孚は備忘に書け、発信しなくてよいです。発信すれば渉大川です。
訟卦で必ず覚える四爻
初六:不永所事,小有言,終吉。 この事を長くしない。小さな口舌があり、最後は吉。初六は訟の入口で、いちばん収めやすい位置です。すでに話があり、少し不快なら、ここで止めれば吉。短く、辱めない手紙の方が、判決文より役立ちます。家庭では今夜、昨夜の全部を翻さないことです。不永所事が、この爻の技術名です。
九二:不克訟,帰而逋,其邑人三百戸,無眚。 訟に勝てず、帰り、逃げる。邑人三百戸、地盤は小さく人数は少なく、無眚、大災はない。九二は度胸がないのではなく、この場では克てないことです。相手がより剛、位置がより悪く、証拠が足りないことがあります。帰而逋。戦場から、自分が守れる範囲へ撤収します。辞職、部署替え、会社を小さくする、争いを公開から私下へ縮める、みな逋です。強がって打てば、眚が来ます。
九四:不克訟,復即命,渝安貞,吉。 また不克訟。復即命は、本来の命、本来の分、本来聴くべき裁決へ戻ること。渝は改め、改めたあと正に安んじれば吉。九四の重点は口、態度、条件を改めることであり、より上手に訴えることではありません。上級の裁定、調停書、この仕事が自分の思い通りではないことを受け入れれば吉です。九四はすでに剛に偏り、なお復できるので吉。剛を貫けば、この爻ではありません。
上九:或錫之鞶帯,終朝三褫之。 鞶帯は官服の帯、栄誉、勝ち取った名器。あるいは与えられ、一つの朝に三度剥がされます。上九は訟を終わりまで打った爻です。表面は勝ち、名、職、賠償が手に入っても、手が熱いうちに回収され、しかも衆目の前です。職場の復職が再び取り上げられ、ネットの勝訴が逆転し、家族で面子を勝ち親戚をすべて失うのは、みな三褫に似ます。この爻は終凶の実物授業です。上九を見たら、相手が譲歩していても急ぎ収め、最後の一刀を加えないことです。
初六は小言で吉、九二は勝てなければ撤、九四は本分へ改める、上九は勝っても剥がされる。四爻が語るのは同じことです。訟は成ってはならない。成っても、早く喜ばないことです。
訟卦でいちばん改めたいやり方
訟を得るや証拠集めして開戦し、それを有孚と呼ぶ人がいます。有孚は理があること、窒はいまその理が通らないこと、惕が動作です。正しい順は、拡大を止め、証拠を残し、大人を探し、和解条件を開くこと。開戦は最後の一歩であり、第一歩ではありません。最後を第一にすれば、卦辞の終凶は辛いほど当たります。
もう一つの誤り。不利渉大川を「小事は争ってよい、大事はなお突っ込め」と読むこと。逆です。大川は大事、遠行、面の拡大です。訟のときは大きくするほど凶です。小事を初六で収める人が、占える人です。
もう一句問うとよいです。勝ちたいのか、日々を過したいのか。勝ちたいなら上九が前で待ちます。日々なら中吉で足ります。訟を得たら、まず訴えを止め、まず和解し、証拠を残します。三事が終わって初めて、大人が現れたときに談じるものがあります。
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易経 訟卦のよくある質問
訟を得れば、必ず訴訟になりますか。
裁判所へ行くとは限りませんが、争いは必ずあります。職場の告発、顧客苦情、家の財産争い、ネットの相互告発、みな訟です。まず口舌と利害衝突として処理します。本当に弁護士書簡が来て初めて法律手続に入り、そのときはなおさら大人に見え、手紙で自分同士打ち合わないことです。
理があるのに、なぜ終凶ですか。
理があるのが有孚です。有孚でも窒します。訟卦は理がないことを恐れず、理があるから終わりまで打つことを恐れます。裁判所も同じで、手続が長引けば、勝った人も一回り痩せます。中吉は、理ある人が学ぶべき収め方です。
利見大人の大人は誰ですか。
この争いを止め、裁決でき、双方がある程度認める人です。裁判官、調停委員、共通の上司、一族でまだ口を利ける年長者、専門の弁護士。気を晴らしてくれる人ではありません。大人を誤れば、訟は倍になります。
すでに半分打ったところで上九が出ました。どうしますか。
和解できるなら和解し、すでに得た名と金を受け取れるなら受け取り、最後の一息を追わないことです。鞶帯は来て、褫されます。手元の条項を確定し、公開発言を止める方が、「真相」をもう一篇出すより終凶から戻ることに似ています。
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