易経 山天大畜 意味|徳を積み力を蓄える使い方
易経の山天大畜(大畜卦)は単なる貯金ではありません。剛健篤実、不家食吉、利渉大川、仕事・学問・恋愛の蓄積と出门の爻を、オンライン占いと照合します。
このページの目次
大畜を占うと、二つの聞き方がいちばん多いです。当たる、大きな蓄積が来た。貯め続け、何も動かすな。
どちらも足りません。大畜は山天大畜です。天が山の中にあります。剛健が山に止められるのは、扼殺ではなく、蓄えられることです。この卦が求めるのは徳を積み、力を蓄え、才学を出门できるまで養うことです。不家食,吉。利渉大川。家に閉じて金庫にするのは、大畜の終点ではありません。
大畜卦:山天大畜。剛健を止めて初めて大きな畜
大畜は山天大畜です。上卦艮、山。下卦乾、天。天が山の中にあります。乾は純陽の健、艮は止です。健を止められて初めて大きく畜えられます。止められなければ力は散り、止めるだけで使えなければ力は悶えます。
上下を逆にしないことです。天山遯は上乾下艮、山が天下にあり、退です。大畜は山が天上にあり、天が山に含まれ、積です。さらに小畜と分けます。小畜は風天小畜、上巽下乾、風が天上にあり、密雲不雨、積が小さく、雨が降りません。大畜は大川を渉れます。大畜を遯とすれば、学ぶべきときに逃げ、大畜を小畜とすれば、永遠に雨が降らないと思います。
『序卦』は「有無妄然後可畜,故受之以大畜。」と言います。前は無妄。妄しなくなれば、初めて畜を談じられます。妄のまま積めば、積むのは偽貨、来路不正の名です。だから大畜は金を見れば攬ることではなく、正したあと収、養、備えることです。
『彖伝』は「大畜,剛健篤実輝光,日新其徳。」この一句はほぼ毎回写します。剛健は下の乾、篤実は上の艮。二様が合わさって初めて光り、徳は日新します。畜は倉庫でカビさせることではありません。剛上而尚賢,能止健,大正也。不家食吉,養賢也。利渉大川,応乎天也。家で食事しないのは、出て用いられ、賢を養い、事をすることです。渉大川は本当に大難関を渡れることで、天に応ずるからです。
『象』は「天在山中,大畜。君子以多識前言往行,以畜其徳。」積むのは前人がどう言い、どうしたかです。大畜を得て口座数字だけ見れば、「徳」の字を捨てたことになります。この卦は学、試験、研修、作品を熟すことを問えてよく、必ずしも暴富を先に問うのではありません。
卦辞は三句、みな硬いです。「利貞。不家食,吉。利渉大川。」利貞は正しく積むこと。不家食吉は本事を台所に閉じないこと。利渉大川は、十分積めば川を渡れてよく、永遠の予習ではありません。
大畜を得たら、仕事と財運はまず畜え、それから出门する
仕事で大畜が出れば、全体の方向は充電、貨物を厚くし、人を残して練ることです。研修、制度を書き、製品を出せるまで仕上げることに向きます。このとき乾の衝勁だけで店を開くことには向きません。初九はすでに有厲利已と書いています。動き始めようとして危険があり、止まるに利がある。已は止です。乾が下で走りたがり、山が上で按えます。按えるのは愛惜であり、否定ではありません。
このとき最も高い授業料は「準備できたのに、なぜまだ出门しない」。準備できたかは爻を見ます。初九、九二はしばしばまだ輻を外し、まだ止です。九三良馬は逐えても、なお艱貞し、毎日車と防衛を熟練します。上九が初めて何天之衢、道が開き、亨です。初爻を上爻として使えば山でぶつかり、上爻を永遠に来ないと思えば大畜を小畜にし、雲が積もり、雨が降りません。
財運では、大畜は倉庫が厚くなる象です。収入は残せ、技術は長くなり、人脈は養えます。短期売買、元手を一度に出して物語に換えるのは、卦気に合いません。不家食を財に使えば明白です。本事を外の俸禄、注文、職位に換えられ、家で自己満足するだけではいけません。利渉大川は、十分積めば本当に大きな一事ができることです。市場横断、業種横断、ずっと恐れていた河を渡る。積まずに渉るのは乾の妄動、積んで永遠に渉らないのは艮の過ぎです。
共同事業で大畜を問うなら、誰が止め、誰が健かを見ます。一方が突進だけ、一方が卡住だけでは畜えられません。能止健の意味は、関を把る人がおり、馬を走らせる人がおり、走る側がこの関に服することです。童牛之牿、豶豕之牙は、早い時点で猛の一端を管り、後ろが初めて元吉です。
大畜卦:感情の大畜。関係を養い、出门できるものにする
感情で大畜が出れば、よくあるのは轟々烈々ではなく、二人が日々を厚く養っていることです。学問、家底、気性を一緒に貯める。結婚、関係の公開、相手を事業に連れて行くことを談じてよいです。不家食を感情に使えば、人を家に蔵して憐れむだけでなく、この関係が外の道に耐えられるようにすることです。
すでに一緒なら、大畜は積徳を促します。口頭の良さは畜ではありません。悪い気性を小さいときに牿を嵌める方が、野猪になってから歯を抜くより役立ちます。六四童牛之牿元吉がそれです。六五豶豕之牙。牙は兇く、根本のやり方はその躁を除くことであり、牙と硬く拚しないことです。感情でずっと対症療法なら、六五では治本を考えます。
独身で大畜が出れば、人はまだ山で養われていることがあります。まず自分を出门できるまで養います。生活、学業、体、出せる仕事。密集デートで壊すのは、畜えずに大川を渉るようなものです。不家食も促します。家で待つだけにしない。学び、し、正しい場に現れれば吉です。
職場の対人で大畜が出れば、前輩に学び、前言往行を記すことに向きます。尚賢がこの卦の骨です。老人、旧作を見下し、自分の乾だけ信じれば、畜は大きくなりません。昇進を遮られたとき、先に問います。この山は害しているのか、徳を厚く畜えてから出门させているのか。
大畜卦:牛は早く套し、馬は日練し、道は上九で初めて開く
大畜は五爻で講じると、ちょうど止、走、早防、治本、出门です。
初九,有厲,利已。 已は止まること。進み始めようとして危うく、止まれば利。この爻は無能ではなく、時が畜にあり、逞しさにないことです。提案は書き終えて置き、契約は今日結ばない。乾がいちばん嫌う爻です。いちばん出门したいからです。嫌でも、已すべきときは已します。
九三,良馬逐,利艱貞。 良い馬は走ってよい。なお艱難の正道として走り、日閑輿衛、毎日車と防衛を熟練する。この爻では仕事は推せますが、楽な推しではありません。練り、備え、油を残してから逐います。利有攸往はこの爻に書いてあり、条件は艱貞であり豪邁ではありません。
六四,童牛之牿,元吉。 小牛のうちに横木を付け、角がまだ硬くないうちに人を顶かないよう防ぐ。この爻の元吉は早さにあります。悪い習慣、危険な協力、子どもの規矩、自分の気性、みな小さいときに套します。牛が大きくなってから套すれば、血が見えます。
六五,豶豕之牙,吉。 雄猪の牙は兇く、牙を治すよりその勢を治し、躁の根を除けば牙は問題ではない。この爻では表面の刺と硬く拚しないことです。人事の牙、市場の牙、何に依って兇いかを見つけ、そこから畜えます。吉は治本にあります。
上九,何天之衢,亨。 何は荷、担えること。天の大道が面前にあり、通る。畜がここまで来れば、出门してよいです。上九では不家食、渉大川が本当に時に合います。家で覆っていれば、亨を坐廃することです。
「大畜を得ればさらに待て」と言われたら、さらに問うことです。待つのは初九か、すでに上九か。山では止まり、路上では歩く。混ぜれば篤実ではなく、時を誤ります。
大畜卦で書く三行
第一行、今回畜えるものは何か。金、技術、体、一篇の作品、一門の課題、具体的に書く。「成功」は虚すぎ、山に収まりません。
第二行、いま止めるべき一脚は何か。どの衝動が準備できたふりをしているか。利已の已には対象が要ります。
第三行、不家食の出口はどこか。学び終えてどこで使い、養い終えてどこで奉仕するか。出口が書けなければ、大畜は囤積になります。
小畜は密雲不雨、大畜は大川を渉れます。差は積が正か、厚いか、出门を肯んじるかです。小畜は 易経 風天小畜 意味|蓄積がまだ満ちない待ち方。前の無妄が歩き終えていなければ、畜は妄の上へ畜えます。先に 易経 天雷無妄 意味|妄為しない歩き方。畜え終えたら養い、次卦は頤です。易経 山雷頤 意味|養生と口の養い方。下卦は乾、剛健の使い方、いつ潜みいつ亢するかはなお 易経 乾為天 意味|占いの見方、潜龍から亢龍 へ戻ります。乾は飛び、大畜は飛ぶ力を先に山で養うことです。
易経 大畜卦のよくある質問
大畜は財運が良く、大財を成しますか。
厚くなれますが、宝くじではありません。厚くなるのは使える本です。技術、信用、備蓄、人に養われる資格。短線暴富を問うて大畜なら、答えはしばしば、まず畜え、賭けるな、です。大畜を發財卦と聞けば、初九で出门し、有厲です。
不家食は家で食事せず、必ず就職せよですか。
才を家で自己消化するな、という意味です。就職、受注、教学、作品を人に使わせるのは、みな不家食です。料理を禁じるのではありません。学問を書斎で一生出さない人がこの卦を得れば、吉は書斎ではなく門口にあります。
大畜と小畜の差は何ですか。
小畜は風が天上、密雲不雨、積が小さく、降りず、ときに陰が陽を畜え、一陰五陽です。大畜は山が天を含み、健を止められ、積が成り、大川を渉れます。一方は雨がまだ雲、一方は徳がすでに出门しようとする。 「今回積めるか」と問えば、二卦の答えは違います。
大畜を得て、辞職して学ぶべきか、学び終えて直ちに起業すべきか。
爻を見ます。初九、六四は学、早く規矩を套するに宜し、大動作には向きません。九三は走れて、なお艱貞です。上九が初めて天衢に似ます。辞職して学ぶなら、学ぶものに出口があるかを問い、学び終えて直ちに起業するなら、山の糧が河を渡るに足りるかを問います。畜と渉は二歩であり、一日で終えないことです。
オンラインで卦を出すなら無料の恋愛占い。二人の誕生日で本卦の見方を照合できます。
関連する卦
全 6 件
易経 水地比 意味|親比と結盟の見方
易経の水地比(比卦)は上坎下坤、親比と結盟、原筮元永貞です。共同出資、入団、誰に依るかの爻を、匪人と後夫凶でオンライン占いと照合します。
易経 山火賁 意味|文飾と外表の見方
易経の山火賁(賁卦)は文飾、礼と外表です。改装、形象、婚礼の爻と、最後は白賁へ戻る見方を、オンライン占いと照合します。
易経 山地剥 意味|剥落衰退の守り方
易経の山地剥(剥卦)は一占で終わりではありません。陰が陽を剥ぎ、不利有攸往、仕事・財運・恋愛で碩果を残す爻を、オンライン占いと照合します。
易経萃卦の占い:沢地萃、聚集と会合の見方
易経萃卦の占いは沢地萃、聚、宗廟、チームと人波です。王假有廟、利見大人、位があってこそ聚まる見方。資金調達・会合・恋愛が乱萃になる理由。オンラインの卦と照合し、六爻の使い方を確認できます。
易経 沢風大過 意味|棟が橈む過重の支え方
易経の沢風大過(大過卦)は単なる大過ではありません。棟橈、本末弱、陽が過ぎる非常時の支え方と過渉滅頂を、オンライン占いと照合します。
易経 火天大有 意味|所有したあとの守り方
易経の火天大有(大有卦)は所有、豊盛と元亨です。さらに捞るのではなく、有したあとの守り方と次卦謙を、オンライン占いの本卦と照合します。
