易経大壮卦の占い:雷天大壮、陽気が盛んなときの収め方
易経大壮卦の占いは雷天大壮であり、震為雷ではありません。壮于趾、羝羊触藩、陽気が盛んなときの仕事と恋愛の収め方。蛮力で押さない。オンラインの卦と照合し、六爻の使い方を確認できます。
このページの目次
大壮が出たとき、いちばん多い誤りは、これを震卦と取り違えることです。
もう一度言います。震卦は震為雷で、上下とも震、二重の雷です。要点は驚きと動です。大壮は雷天大壮、上震下乾。雷が天の上にあり、下は純陽です。要点は陽気の盛んさ、力の大きさ、前へ突きたい気持ちです。一方は「驚いて目が覚めたあと、事を持てるか」、一方は「自分が壮すぎて、過ぎていないか」。卦象を取り違えると、助言は逆になります。
上下を天雷無妄と見てもいけません。無妄は乾上震下、天が上、雷が下。大壮は雷が上、天が下。一方は妄を戒め、一方は壮を戒めます。上下が一つ違うだけで、卦の気質が変わります。
大壮卦:物は終に遯すべからず、だから大壮です
『序卦』は「物不可以終遯,故受之以大壯。」と言います。前は天山遯。退き切ったあと、永遠に退き続けることはできません。陽はまた伸びます。大壮は陽が四爻まで伸び、下の四陽、上の二陰で、陽気はすでに大きい。
『彖伝』は「大壯,大者壯也。剛以動,故壯。」剛は乾、動は震。内が剛、外が動、ゆえに壮です。壮そのものは病ではありません。病は壮の使い方にあります。卦辞は二字だけ、利貞。力は正しい場所に使います。正しくない力は、蛮です。
講座ではよく羊を描きます。大壮の取象は、多くの爻が羊にあります。羊の額は硬く、突くのが好きです。正しく突けば藩籬は開きます。間違えれば角が柵に挟まり、進も退もできません。大壮が出たら、まず自分に問います。いま歩いているのか、柵を突いているのか。
大壮が出たら、仕事と財運に力はある。いちばん怖いのは、足が定まらないうちに衝くことです
仕事で大壮なら、全体として進める、話せる、名を前へ出せます。陽気は足りています。引き延ばして動かないと、力は躁になります。ただし進み方は九二の貞吉のようにし、初九のようにはしません。
初九,壯于趾,征凶,有孚。 趾は足指。力が足に来たばかりで、人は出征したがる。凶。有孚は、この気が本物だということ。本物の気も、位置を間違えれば凶です。初爻なら、計画は書け、人には会えます。契約、公開宣戦、辞職開業はまだ早い。足が定まらないうちに衝く、この一句を書き写してもらいます。
財運では、大壮は相場がよく、手が出やすい象です。やれますが、ポジションは満杯にしない。九三「小人用壯,君子用罔,貞厲。羝羊觸藩,羸其角。」小人は蛮力に頼り、君子はその力を使っていないように見えます。貞厲。正しくても危うい。力が大きすぎるからです。羊が柵を突き、角が絡む。投資でいちばんこの爻に近いのは、「今度こそ取り戻す」です。力は本物、柵も本物です。
九四,貞吉悔亡。藩決不羸,壯于大輿之輹。 柵が開き、角は絡まない。力は車の輹に使われ、車は進めます。九四なら、事情は比較的合っています。方向が正しく、力は荷重を支える場所にあり、気を争う場所にはありません。仕事では、力を制度・製品・人を載せる構造に入れ、口争いには入れません。
六五,喪羊于易,無悔。 平易なところで羊がいなくなる。金運の損失の喪ではなく、突く気性が置かれることです。無悔。この爻では、相手と硬くぶつからず、羊性を下ろすのがいちばん吉です。職位も力も残ります。角で語らないだけです。
上六は警告板に近い。「羝羊觸藩,不能退,不能遂,無攸利,艱則吉。」進退できない。利がない。ただし艱則吉。これを難事として収め、耐えれば吉です。上爻なら、仕事で最後の一刀を足さない。足すと、角はさらに締まります。
共同事業で大壮なら、二人とも壮で、同じ藩をいっしょに突きやすい。誰が主で、力をどこに使うかを先に書かないと、九三の羸角が社風になります。
大壮卦:恋愛の大壮は気盛であり、浪漫ではありません
恋愛で大壮なら、関係の中に力の強い人がいます。追い方が猛、弁が満ち、保護欲や支配欲が壮です。独身で大壮なら、主動しやすく、相手を壁際まで追い込みやすい。壮于趾。知り合う足場が定まらないうちに名分や頻度を求めると、凶なのは真心がないからではなく、足がないうちに出征するからです。
すでに一緒なら、大壮がいちばん恐れるのは、力で感情を解決することです。門を叩き、声を上げ、「こんなにしてやった」で突くのは、いずれも羝羊。柵は一時動いても、角は残ります。君子用罔。力はあるが、使っていないようにする。恋愛の罔は、力を用事と日々の完遂に使い、一言勝つことに使わないことです。
既婚で、事を開くか、相手の家の抵抗を問うなら、大壮は進めますが、なお貞。進めるのは礼と、言うべき言葉であり、相手の父母を藩籬として突くことではありません。喪羊于易。多くの家庭衝突は六五まで来ると、答えは羊を置くことです。負けではなく、角に家を決めさせないことです。
大壮は咸でも恒でもありません。感応があるか、久しくできるかを見る卦ではなく、この気が正しく出るかを見ます。気盛な人は、「愛が深いから荒くてよい」と大壮を読み誤りやすい。卦はその算法を認めません。
大壮卦:君子は蛮力を使いません
大壮と震、乾を分けておきます。
乾は自ら飛ぼうとし、六爻は龍です。大壮は雷が天上にあり、下はすでに乾で、力は乾より外に露出し、露出すると突きやすい。震は雷が重なり、人はまだ壮でなく、先に驚きます。三卦とも動きますが、動の質が違います。大壮なのに震の恐れ、あるいは乾の飛び方を使うと、位置がずれます。
三句を点検します。第一、足は定まったか。定まっていなければ壮于趾です。第二、突いているのは門か人か。門なら藩決もあり得る。人なら、たいてい羸角です。第三、この力を車の輹に、荷重を支える場所に置き換えられるか。できれば九四、できなければ上六が待っています。
陽気盛んなとき、どう収めるか。収めるのは陽を消すことではなく、羊を車にすることです。力は残り、角は乱に突きません。次の卦は晋、進が昇になります。昇れるのは角ではなく、明出地上によります。角がまだ藩に挟まった人は、晋が晋如摧如になります。
関連:易経震卦の占い:震為雷、突発の変動への対処、易経遯卦の占い:天山遯、退くべきときにどう退く、易経晋卦の占い:火地晋、前進と昇進の見方。乾の進取は 易経乾卦の占い:自強不息、潜龍から亢龍の見方。
易経大壮卦のよくある質問
大壮は大吉で、硬く突っ込んでよいですか?
力が大きいことと、万事が吉であることとは違います。利貞。初九征凶、九三貞厲、上六無攸利。硬く突っ込むのは、いちばん羊に近い。卦が力を与えるのは、載せるためであり、人を突くためではありません。
大壮と震の差は何ですか。なぜよく逆に見ますか?
どちらにも震があり、雷があります。震卦は上下とも震で、驚き、動き、長子が匕鬯を安定して持つことです。大壮は雷が天上、天が下で、陽盛、壮、羊です。一方は、恐れが終わったあと主事できるか。一方は、壮なときに過ぎないか。全称を見ます。震為雷、雷天大壮。四字が正しければ、助言も正しくなります。
恋愛で相手が強いのに大壮が出ました。硬くぶつかりますか?
たいてい違います。大壮が出たなら力はあなたの側にあり、なおさら君子用罔です。硬くぶつかるのは二匹の羊が向かい、真ん中の藩で角がいっしょに絡むことです。欲しいことを車の輹に書きます。子ども、金、住まい。一件ずつ載せ、音量で載せない。
本卦遯・之卦大壮、または本卦大壮・之卦晋なら?
遯の大壮は、退き切ったあと力が戻り、始められます。それでも壮于趾を防ぎます。大壮の晋は、力を昇に収める。見られ、接見されるのであり、突き続けるのではありません。どちらも前へ行きますが、行き方が違います。
オンラインで卦を出すなら無料の恋愛占い。二人の誕生日で本卦の見方を照合できます。
関連する卦
全 6 件
易経 水地比 意味|親比と結盟の見方
易経の水地比(比卦)は上坎下坤、親比と結盟、原筮元永貞です。共同出資、入団、誰に依るかの爻を、匪人と後夫凶でオンライン占いと照合します。
易経 山火賁 意味|文飾と外表の見方
易経の山火賁(賁卦)は文飾、礼と外表です。改装、形象、婚礼の爻と、最後は白賁へ戻る見方を、オンライン占いと照合します。
易経 山地剥 意味|剥落衰退の守り方
易経の山地剥(剥卦)は一占で終わりではありません。陰が陽を剥ぎ、不利有攸往、仕事・財運・恋愛で碩果を残す爻を、オンライン占いと照合します。
易経萃卦の占い:沢地萃、聚集と会合の見方
易経萃卦の占いは沢地萃、聚、宗廟、チームと人波です。王假有廟、利見大人、位があってこそ聚まる見方。資金調達・会合・恋愛が乱萃になる理由。オンラインの卦と照合し、六爻の使い方を確認できます。
易経 沢風大過 意味|棟が橈む過重の支え方
易経の沢風大過(大過卦)は単なる大過ではありません。棟橈、本末弱、陽が過ぎる非常時の支え方と過渉滅頂を、オンライン占いと照合します。
易経 山天大畜 意味|徳を積み力を蓄える使い方
易経の山天大畜(大畜卦)は単なる貯金ではありません。剛健篤実、不家食吉、利渉大川、仕事・学問・恋愛の蓄積と出门の爻を、オンライン占いと照合します。
